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汗って本当は無味無臭!2種類の汗腺から分泌する異なる成分

私たちは汗をかくことで体温調節をしていますが、汗って本当は無味無臭なのです。
汗は、皮膚にある汗腺という器官から出ています。
汗の出る汗腺は2種類。どちらの汗腺から汗がでているかで働きも異なるのです。ビジネスパーソンには、においも身だしなみとして気になるところですね。

|エクリン線とアポクリン線のちがい

汗の出る汗腺はエクリン線・アポクリン線と2種類あり、それぞれ位置する場所も異なります。

エクリン線は全身にあり、体温調節をするために汗を出す汗腺にたいし
アポクリン線はからだの一部分に位置し、特に脇の下が多く、乳首やまつげにもあります。

エクリン線
アポクリン線
位置
全身ほとんどの皮膚表面 脇の下・下腹部・乳首・まつ毛など
透明 乳白色
状態 サラサラドロドロ
におい無臭ほとんどなし

|汗が臭いのはなぜ?

基本的に汗は無味無臭です。
しかし、汗臭いと感じたり、ワキガ臭がするのはアポクリン線から分泌される 汗のはにおいの原因となる成分を多く含んでいます。

このニオイはフェロモンの役割も果たしているとも言われています。

エクリン線の汗成分は尿素・乳酸・塩分、ミネラル

アポクリン線の汗成分は たんぱく質・脂質・アンモニア・鉄分・尿素

汗や皮脂の汚れを細菌が分解をしてにおいを放つのです。


汗は、本来無臭ですが、アポクリン腺から出た汗は
たんぱく質・脂質などの成分が含まれるため、これらの成分を餌とする菌が繁殖し、腐敗し、悪臭が発生すると言われています。

しかし、エクリン線からでる汗も悪臭に変わることもあります。
代表的なのは足の臭いです。
足にはアポクリン腺はありませんが悪臭を放ちますよね。

足の臭いの根本原因も汗によるもので、汗と汗によって流れ出た皮脂や古い角質などによって皮膚常在菌が代謝し悪臭が発生しています。


|においを抑えるには…

①血液を綺麗にする

汗の元は血液です。
その中には栄養成分も含まれています。汗に含まれる栄養分をろ過する機能がありますが、ろ過機能が追いつかない場合は、汗と共に尿素なども放出されてしまい汗が臭う原因にもなります。

つまり食生活を見直すことも、あまりニオイを発さない方法でもあります。

②汗をかく習慣をつける

汗腺の機能が低下しない様に、適度な運動をしたり、夏はエアコンの使過ぎ、入浴などで汗をかく習慣を付けましょう。

③清潔感を保つ

汗をブロックする制汗剤を使用したり
汗をかいたら、細菌が繁殖する前に、こまめに拭くように心がけましょう

年齢を重ねると、においの質も変わってきます。
汗対策をしっかりして、身だしなみに磨きをかけましょう!

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