仕事はできて当たり前!
他にも共通する一流ビジネスパーソンの在り方とは何だろう?!と感じたことはありませんか。
メンズ美容のプロ視点から、社会や職場で戦う男のために必要な身だしなみと第一印象の重要性をお伝えいたします。
人はファーストインプレッションで決まる
「人は外見じゃなくて、内面が大切だよね!」
この意見、確かに正論です。人は中身です。
だけど初対面の方は外見以外に情報はありません。その中身を知ってもらうには、まずは外見の第一印象がとても大切です。
いくら中身がよくても、初対面で笑顔もなく不愛想な人と親しくなりたいと近寄っていく人は多くはいないはずです。
人の第一印象は一瞬で決まります。
アメリカのことわざで第一印象を表すことわざがあります。
〝You never get a second chance to make a first impression.〟
(一度与えた第一印象をやり直すチャンスは二度と訪れない)
悪くなった第一印象を取り戻すには約2時間はじっくり話し合わなければ、挽回できないとも言われています。
あなたは印象が悪い相手に時間を作りますか?
もう一つ、有名な主張を引用してみたいと思います。
印象形成心理です。
仕事ができる人ほど忙しく、忙しい人ほど短時間で物事を判断します。だから一流ビジネスパーシオンこそ身だしなみの徹底が意味を持つのです。
もしあなたがビジネスにおいて一流のビジネスパーソンとのやりとりを目標としている、あるいはすでにやりとりしているのであればまずは身なりを整え、相手からの印象をよくすることを意識しましょう。
オシャレと身だしなみの違い
おしゃれと身だしなみの境目が曖昧になっていている時代かもしれません。
最近では制服のない会社も増え、クールビズなどでノーネクタイでいる男性もめずらしくありません。
IT企業やベンチャー企業ではTシャツ・ジーパンでもよいとされている会社もあります。
しかし、おしゃれと身だしなみは違います。
おしゃれとは「ファッションやメイク・髪型などで着飾り、自分を磨き上げていくこと」
身だしなみは「TPOをわきまえて服装や行動・言葉遣いなど相手に不快感を与えないこと」です。
おしゃれは自分自身のため、身だしなみは相手のためなのです。
相手に不快感を与えるということは信用を失うことに繋がります。
芸能人やファッション業界など個を尊重し、おしゃれをすることが許されていて仕事の一部となっている方は例外です。
しかし、一般的なビジネスや職場ではすべての方が価値観や考え方が同じではありません。
身だしなみを整えることは相手やその場への敬意を表す行為にもなります。
NPO法人 日本サービスマナー協会が身だしなみとしてあげている3原則があります。
協会のマナー辞典にも記載されているように【清潔感 機能性 調和】です。
http://www.j-manner.com/service/sp.html
- 清潔感
相手に不快感を与えない清潔感のある状態。もっとも大切な配慮です - 機能性
自分の体系に合っていて、かつ効率的に仕事ができるような動きやすく、安全性に重視したもの - 調和
職業のイメージにあった不信感をもたれない服装であること
3原則には男女異なる部分もありますが、すべてに共通するのは【清潔感】です。
例えば、商談の際に身体のサイズに合ったスーツを着用し、ワイシャツもきちんとアイロンがかけられている。髪型も整い、靴もピカピカで磨かれていたら、仕事を任せてみようと思いませんか?
清潔感と信頼関係は結びついています。
ここを押さえておこう!働く男の身だしなみポイント7カ条
身なりを整えることによって意識的に所作も変わってきます。まずは見た目を意識してみましょう。
<気をつけたい身だしなみ7カ条>
- 髪型
伸びきっているだけの髪は印象が良くありません。
髪の手入れ次第で印象がかなり違います。 - 顔
顔の表情・顔色から第一印象を決める人が大半です。不精ひげや肌質には気を配りましょう。メガネの汚れもしっかり拭き取りましょう。 - におい
男性は特に「におい」を見逃しがち!
自分では気づきにくいにおいの原因(口・脇・足・頭・体)をチェックしましょう。 - 手
指はPC作業や名刺交換、食事のときなどで人目に触れる箇所です
爪が伸びている指先、荒れている手は不衛生に感じてしまいます。 - 靴
服装に合った靴を選びましょう。きれいに磨かれた靴は好印象で清潔感そのものです。ビジネスにおいて汚れた靴・破れている靴はおろかスニーカー・サンダル・素足は一般的にNGです。 - 服装
ビジネスシーンで基本となるビジネススーツは信頼度を築いていくための強い味方になってくれます。
清潔感があり仕事がしやすく動きやすいスーツが基本です。 - 装飾品
TPOに合わせて時計・名刺入れ・ベルトなどは装飾しましょう。
特にビジネスシーンでの装飾品は派手過ぎず機能性のよいシンプルなモノを選びましょう。
身だしなみは相手におくるギフトのようなもの。
特にタテ社会で生きている日本の男性は身だしなみを整えてすぎてマイナスになることはありません。
一流のビジネスパーソンへの近道は身だしなみからはじまっているかもしれません。